構造材料と固定資産税

前回のコラムの中で、建築における構造とは、人体に例えると身体を支える骨や筋肉に該当すると解説しました。 建物の用語では、柱や壁、床、梁などがその部分に当てはまります。

次に皆さんに知って欲しいのは、建築の構造に使われている材料についてです。

近年使われている代表的な基本的な材料は、以下のようなものです。

因みに、固定資産税の算定に使われる建物の評価基準は、下記の順番となります。

鉄筋コンクリート > 鉄 > 木

しかし、評価額は、各地で異なりますので、沖縄と東京都を並べてみると下記のようになります。

沖縄県 東京都
木造 83,000円/m2 95,000円/m2
コンクリートブロック造 98,000円/m2 ---
軽量鉄骨造 93,000円/m2 104,000円/m2
鉄骨造 88,000円/m2 116,000円/m2
鉄筋コンクリート造 112,000円/m2 143,000円/m2

那覇地方法務局管内(平成30年度):https://houmukyoku.moj.go.jp/naha/content/001255670.pdf

東京法務局管内(平成30年度):https://houmukyoku.moj.go.jp/tokyo/content/001255473.pdf


評価基準をみて面白いのは、沖縄県と東京都で、軽量鉄骨造と鉄骨造の評価が、逆だというのは面白いですね。

構造材をどんな材料をどんな風に使って造っているのかで、○○造と呼んでいます。

各材料や○○造については、次回以降で解説していきたいと思います。

それでは、また!お楽しみに!